にんにく効果で疲労回復!

疲労

にんにくの優れた効果の一つに“疲労回復”があります。

にんにくの滋養強壮、疲労回復効果は古くから知られており、世界中で古代文明の時代から用いられてきました。

そんなにんにくですが、どのように疲労回復に効果を発揮するのでしょうか?

 

ビタミンB1の役割

実はにんにく自体が疲労回復の効果を発揮するのではなく、にんにくに含まれている成分がビタミンB1の吸収を促進することで疲労回復効果をもたらします。

ビタミンB1は糖質の代謝にかかわっている大切な成分です。糖質はビタミンB1によってエネルギーに変換され肉体的な活力を供給してくれます。この糖の代謝は脳のエネルギーの源ともなり、脳を動かし神経伝達を正常に機能させます。体力を使っていない時にも頭を使うとおなかがすいたり甘いものが欲しくなるのは脳が代謝された糖のエネルギーを吸収して活動している証拠ですね。

体内で非常に重要な役目を果たすビタミンB1ですが水溶性で熱にも弱く、調理の際にゆでると20-40%、加熱でも20%ほどが失われてしまいます。さらに体内に入ったのちも吸収されにくくエネルギーに変換されなかったビタミンB1はそのまま尿とともに排泄されてしまいます。

このようにビタミンB1は吸収されにくいだけでなく、体内で生成も貯蓄もされません。ですから定期的に摂取することと摂取した際の吸収力をアップさせることが疲労回復のポイントといえそうです。

 

にんにくでビタミンB1の吸収アップ

ビタミンB1の吸収を高めるのににんにくの成分が効果を発揮します。にんにくの成分アリシンはビタミンB1と結びつく性質があり、結合するとアリチアミンという物質に変化します。アリチアミンは脂溶性で油と一緒に摂取するとより吸収力が高まるだけでなく、血液中に貯蔵できるようになります。

水溶性だったビタミンB1が脂溶性に代わることで、水と熱に強くなり、調理の際に水に溶けて排出されたり、熱によって失われるのを防ぎます。

このにんにくの効果を利用してにんにくの成分アリシンとビタミンB1配合した栄養ドリンクにアリナミンやキヨーレオピンがあります。疲労回復や滋養強壮の効果があります。

 

にんにく注射とはなんのこと?

注射

にんにく注射というものを聞いたことがおありでしょうか?にんにくという名前ですがにんにくのすりおろしやにんにくを加工したものを注射するわけではありません。ビタミンB1を主な成分として注射します。注射の成分に含まれている硫化アリルがにんにくに似た匂いがすることからにんにく注射と呼ばれているのです。ビタミンB1をさらに吸収力を高めたビタミンB1誘導体の注射は疲労、倦怠感の回復に即効性があり、スポーツ選手や忙しい芸能人、政治家などに愛用されています。

 

にんにくのその他の成分の疲労回復への効果

にんにくの抗酸化作用は活性酸素の生成を抑え、細胞の老化を防ぎます。血管の老化も予防し血液の流れをスムーズにすることで、体温を上昇させ代謝を促進する効果があります。にんにくの殺菌作用も体内に入ってきた細菌や毒素を退治してくれるために体力や気力を消費するのを防ぎます。これらのにんにくの効果は体が疲労し、体力を消耗するのを予防してくれるでしょう。