サイトアイコン にんにく王子 – にんにくに関する総合情報サイト

にんにくの切り方って?どれが一番良いの?

そのまま焼いて食べたり、切って料理に使ったり…にんにくは様々な姿に変わり食卓に登場する機会も多い食材ですが、にんにくは料理に合わせて切り方を変えるとより香りや美味しさが引き立つことをご存知でしょうか?

にんにくには、どのような切り方があるのか、そして切り方に適した調理方法などをご紹介していきます。

■にんにくの切り方の種類

にんにくには様々な切り方があります。
また切り方によっても、にんにくの持っている効果を最大限に得られることがあるので、様々な切り方を使い分けてみましょう。

そしてにんにくを切る前には、きちんと下ごしらえをしておくことが大切です。
まず、にんにくの薄皮をきちんと取り、にんにくの中に入っている芯の部分を取り除きます。
にんにくの芯は炒めたときに焦げやすく、熱が加わることで苦味が強くなり、生の場合だと辛味が強くなります。
芯を取り除かないと、食べたときににんにくの美味しさよりも芯の苦味や辛味、えぐみを感じてしまったり、にんにくの芯の部分のアクの強さに腹痛を引き起こしてしまう方もいるので注意しましょう。美味しいにんにくの風味を味わいたいならきちんと下処理で取り除いておく必要があります。

また、にんにくは切ったところから徐々に香りが発生します。
香りが苦手な方は、調理の直前に切るようにしましょう。

 

では、それぞれの切り方の種類の紹介です。

【つぶす】

にんにくを1片ずつ房から外します。
つぶす場合、薄皮を取ってしまうとすべって怪我をしてしまうことがあるので、薄皮は取らないようにしましょう。
付け根の固い部分を取り、包丁の腹で押しつけるようにつぶしていきます。
つぶしたら薄皮を取り除くと綺麗ににんにくをつぶすことができます。

【輪切り】

にんにくを1片ずつ房から外します。
薄皮を剥いて根元を切り落とし、切り口が並行になるように端からお好みの厚みでスライスすることでにんにくの輪切りが出来上がります。
縦でも横でも構いませんが、そのまま食べる場合は、繊維に沿って縦に切るとさらに美味しく食べることができるでしょう。

【みじん切り】

にんにくを1片ずつ房から外したら、薄皮を剥いて縦半分に切り、切り口を下にして置きます。
根元を残した状態で縦に2mm幅程度に切り込みを入れていき、包丁を寝かせた状態にして、横に2mm幅程度に切れ込みを入れていきます。
端から1~2mm幅で切っていくとみじん切りになります。

【すりおろし】

にんにくを1片ずつ房から外します。
薄皮を剥いておろし金でそのまますりおろします。
このときに、すりおろしたにんにくがおろし金につきますが、これを綺麗にしたいときは、おろし金をアルミホイルでくるんでおき、その上からすりおろすと無駄なくすりおろしたにんにくを使うことができるでしょう。
片付けも簡単なのでオススメです。

【そのまま】

にんにくを1片ずつ房から外します。
薄皮を剥いて切らずに、そのまま料理に使うことができます。


■切り方に適した調理法

それぞれの料理に合わせて、にんにくの切り方を使い分けてみましょう。

【つぶす】
にんにくをつぶして使う場合、料理に軽くにんにくの風味を移したい場合に適しています。
フライパンに油を入れて、つぶしたにんにくを弱火から中火程度にしてゆっくりと熱していきましょう。
フライパンの底ににんにくが付いてしまうと焦げてしまうため、傾けながらゆっくりと熱していくと、油ににんにくの香りを移すことができます。
にんにくを取り除いてから、この油を料理のアクセントとして使いましょう。

【輪切り】
輪切りのにんにくは、炒め物や煮物などにんにくの香りをしっかりと出したい時に適しています。
特に肉・魚料理に適していて、スライスすることでにんにくの香りが素材に移りやすくなります。
またカラッとにんにくを揚げて、料理のトッピングやサラダに入れても美味しく仕上げることができるでしょう。
焦げないようにするためには、先ににんにくの香りを油に移したら1度取り出し、料理の最後に入れるという方法がオススメです。

【みじん切り】
みじん切りにしたにんにくは、オイルベースのパスタやにんにくを目立たせたくない炒め物などの料理に適しています。
フライパンに油を入れて、みじん切りしたにんにくを入れてから弱火にかけます。
半生の状態であれば香りが引き立ち、きつね色になれば香りもやわらぎますが、焦げてしまうと苦味も出てしまうので気をつけましょう。
またみじん切りにすることで、効率よくにんにくの持っている効果を摂取することができます。

【すりおろし】
すりおろしたにんにくは、料理の下味やソース、ドレッシングなどに適しています。
すりおろすことで他の調味料と混ざりやすかったり、使いやすくなるため、肉や魚のにおい消しとしても効果的です。
料理に混ぜることで味のアクセントになり、また食べたときの風味も良くなります。

【そのまま】
丸ごとにんにくを使う場合、グリルで焼いたりタレに漬けこんだりするのに適しています。
にんにくをグリルに入れて焼いたり、フライパンでバターと一緒に焼いたりするなど、火を通すことで甘味が増して食べやすくなります。
また、にんにくをそのまま漬けこんで甘酢漬けにしても長期間美味しく食べることができるでしょう。

このように、にんにくは切り方などによっても使い方が異なってきますが、にんにくの香りが気になる方は、なるべくそのままの形で使うようにしましょう。
そのまま→つぶす→繊維に沿って縦に切る→繊維に対して横に切る→みじん切り→すりおろすの順番に香りが強くなり、また炒める場合もきつね色→半生→生の方が香りが強くなります。
つまりにんにくの香りを引き立たせたいのであれば、生のすりおろしが最も良いということです。

ぜひ、調理するときは上記を考慮しながらにんにくの食べ方を工夫してみましょう。

モバイルバージョンを終了