にんにくで花粉症対策

花粉症

花粉症は本来体を守るための免疫システムが過剰に働いて、アレルギー反応を起こすものです。スギやヒノキの花粉が飛ぶ季節になると、多くの人が鼻がムズムズしたり、くしゃみが止まらなかったり、目がかゆかったりと辛い症状に悩まされてしまいます。

花粉症の症状を抑えるには、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤、ステロイド剤などが用いられますが、眠くなるなどの副作用もあります。にんにくには新陳代謝をよくし免疫力を高める作用があります。花粉症の予防と免疫力の強化に、気軽にいつもの食事に取り入れてみましょう。

 

花粉症に悩む人の70~80%の人が冷え性

冷え性

体が冷えると血液の流れが滞り、体全体に栄養がいきわたらなくなってしまいます。にんにくに含まれる成分のスルフィド酸やスコルジニンには、抹消血管の血流を促して体の隅々まで血液を運ぶ働きがあるので、血の巡りが良くなり冷え性が予防できます。

また、にんにくには体に溜まった過剰な塩分や水分を排出するデトックス効果があるので、体の毒素が抜けます。

*にんにくには強力な抗アレルギー作用があることを証明するために、スギ花粉症を発症させたマウスににんにくエキスを投与したところ、アレルギー反応が治まったという結果が出ています。

 

花粉症の予防と改善に1日ひとかけのにんにくを食べましょう

にんにくで花粉症を予防するには毎日少しずつ、継続して食べることが必要です。おすすめの適量は1日にひとかけです。

食べすぎると口臭や体臭がきつくなったり、肌が荒れたりお腹の調子が悪くなることもあります。にんにくは効能が強いので、花粉症などで体が弱っているときに食べ過ぎると稀にアレルギー反応を起こすこともあります。

 

花粉症を誘発させる食材と抑える食材

タマネギ

花粉症を誘発する食材とは砂糖をたっぷり使ったお菓子や、刺激の強いカラシやワサビ、トウガラシなどです。花粉症を抑える食材はにんにくの他にも玉ねぎ、ニラ、ブロッコリー、りんご、ヨーグルトなどがあります。

・体を温めて冷え症を治す最強の薬膳スープの作り方

にんにくと共に花粉症予防効果のある野菜を使います。

長ネギの白い部分1本、しょうがひとかけ、青じそ5枚、にんにくひとかけをそれぞれ千切りにしてチキンスープの素で煮ます。

にんにくは、血行を促進し新陳代謝を活発にする最強のパワーアップ食材です。高カロリーや高脂肪の食生活は、花粉症の悪化になります。薬にもなるにんにくを自分なりにアレンジして食卓にのせ、花粉症に負けない体を作りましょう。

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