にんにくを食べるときの注意点

にんにくに含まれている栄養素は健康増進や様々な病気の予防などにとても効果があるのですが、食べ過ぎると害になることもあるので注意が必要です。

 

にんにくを食べ過ぎる弊害

腹痛

にんにくを過剰摂取すると口臭や体臭がきつく感じるだけでなく、胸焼けや胃の不快感、痛み、消化不良、下痢などの症状が出ることがあります。特に生のにんにくを摂取しすぎるとその刺激が胃だけでなく、食道や腸の粘膜も荒らして痛みや下痢が起こることがあります。

さらににんにくの摂取過多でその殺菌作用により腸内の善玉菌やビタミンを産生する菌を減らしてしまうとビタミンB2不足で皮膚炎や口角炎が起こることがあります。

またにんにくを摂り過ぎて溶血作用が働き過ぎると赤血球の産生が減り、貧血や肌荒れがおこることがあります。

にんにくでアレルギー反応が出ることもあります。にんにくをよく使う職業(にんにくの製造業者や調理師など)の場合ににんにくの成分ジアリルジスルフィドに対するアレルギー反応が皮膚に出ることがあります。またごく稀にほんの少しの摂取でもアレルギー反応としてじんましんや皮膚の反応、くしゃみや咳、ひどい時には下痢やおう吐などのアレルギー症状が出る人もいます。ただし、消化器官の症状は必ずしもアレルギーではなく、にんにくの摂り過ぎで現れることもありますから、気になる症状があった場合にはアレルギー検査を受けることをお勧めします。

 

にんにくの摂取を控えたほうが良い場合

注射

にんにくには血液をサラサラにする効果がある反面、血液の凝結を防ぐ溶血作用があります。

それで心臓病や血栓の治療でワルファリン、チクロビジンなどの薬を服用している場合には効果が強くなりすぎてしまわないようにんにくの過剰摂取を控える必要があります。同じようにアスピリンにも抗血液凝固作用、抗血小板作用がありますから、アスピリンの摂取をしている場合にはにんにくを食べ過ぎないように気を付けましょう。

外科手術をする予定がある場合や出産が間近に迫っているとき、出血性疾患がある場合にはにんにくの摂取によって出血を助長する可能性があるので摂取を控える必要があるでしょう。

にんにくの成分がHIV治療薬サキナビルのHIV抑制効果を阻害するという研究報告が出ています。現時点では摂取を控えるのがよいとされています。

にんにくの摂取で子宮の収縮を起こすという研究結果も出ています。特に妊娠初期の女性は摂取に気を付けましょう。早産や流産の危険が増加してしまいます。

にんにくの成分には非常に高い効果がある反面、摂り過ぎや、何かの薬を使用している場合には弊害が出ることがあります。自分の身体の状態をよく知り、摂取に注意を払いましょう。