にんにくで認知症予防が可能に?その理由とは!

老人

にんにくを食べて認知症予防

数多くの健康効果を持つことで知られるにんにく。

そんなにんにくに期待できる効果としては「認知症の予防効果」も挙げられます。にんにくに含まれる「ジプロピルトリスルフィド(以下DPTS)」は、認知機能を司る脳の一部「海馬」の酸化防止に効果的であるということがわかりました。

DPTSを含むにんにくを摂取することで、血管にダメージを与える活性酸素の活発化を防いでくれます。このため、血管性認知症に対しての予防効果や改善効果が期待できるのです。

この血管性認知症とは、脳梗塞などの脳血管障害が原因となって発生する認知症のことを言います。また認知症にはもう一つタイプがあり、それを「変性性認知症」と言います。変性性認知症には、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症などが該当します。

少し難しい話になりましたが、にんにくに含まれるDPTSによって脳梗塞や脳出血といった脳血管障害が発端となる認知症の予防・改善が期待できるわけなので、脳血管障害や認知症が気になる年齢になれば、にんにくに注目していきたいですよね。

 

認知症予防には「焼きにんにく」がオススメ!?

焼きニンニク

にんにくを炒めると、だんだんと良い匂いがしてきますよね。そしてそれと共に、にんにくもこんがりとした良い色に変わっていきます。そのような色の変化を、「褐色に変化する」ということで「褐変」と言います。

こうした色の変化が起こっている際に作られるのが「メラノイジン」という成分です。このメラノイジンには、細胞の老化を防いだり血液・血管の酸化を防いだりという抗酸化作用があるため、認知症予防にも効果的と言われています。

血液や血管の酸化防止に役立つということは、脳の血管を若々しく保つことにも役立つということですので、こういった働きからメラノイジンが認知症予防に効果的とされるようになったのです。

 

にんにくのホイル焼きでおいしく認知症予防

メラノイジンをにんにくから摂取するためには、上記のように、にんにくに「褐変」が起きることが求められます。そのためには「にんにくのホイル焼き」などで、にんにくに良い感じの焦げ目をつけることが大切です。

焦げ目には体に悪いというイメージもありますが、こうした焦げ目となるとまた話は別なのです。

このように認知症予防・改善にも効果的であるにんにく。

しかし、にんにくを積極的に摂取していれば絶対に認知症にならないというわけではないですから、そこら辺は勘違いせずにしていきたいですね。

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